2018年04月2日
3.25[BORDER]大阪平野:キックボクシング試合結果
大会名:BORDER-KICKBOXING
開催日:2018年3月25日(日)
場所:コミュニティプラザ平野(平野区民センター)
主催:T.K.プロモーション
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION
主管:KAKUMEI KICKBOXING
≪試合結果≫
■メインイベント 西日本フェザー級タイトルマッチ3分5R*ヒジあり
×TARO(王者/月心会チーム侍)
◎直也(挑戦者/VERSUS/INNOVATION同級4位)
3R1:53TKO*3ノックダウン①③パンチ②ヒジ
*直也が新王者に、TAROは防衛失敗
≪レポート≫
王者・TAROの4度目の防衛戦。過去3度の防衛戦は全て沖縄からの挑戦者であったが、今回は山陰初のキックボクシング王者を目指す直也が相手だ。
昨年前半、上位ランカーを次々と撃破してブレイクした直也。後半は3連敗となったが期待を込めて挑戦者に選ばれた
1RからTAROが飛びヒザ、ハイキックを繰り出すが直也はしっかりとブロック。しかし、ラウンド後半にTAROの右ストレートが決まり直也の腰が大きく落ちる。チャンスと見たTAROがパンチのラッシュを見せるが直也はガードを固めて何とかしのぐ。
2Rに入る、前に出る直也をTAROはステップでかわしパンチ、ミドルを当てる。完全にTAROのペース。
3R、左右のフックで前進して圧力を強くする直也。TAROがコーナーまで下がったところで放った右フックでダウンを奪う。立ち上がるもダメージの見えるTAROに直也は接近して右ヒジで2度目のダウを奪う。再び立ち上がったTAROに直也はとどめの右ストレート。直也が3ノックダウンでKO勝利。鳥取県米子市在住の直也が山陰地方から初のキックボクシング王者の誕生となった。
■セミファイナルINNOVATIONスパーフェザー級次期挑戦者決定戦
3分3R(延長1R)*ヒジあり
×久井淳平(多田ジム/同級3位)
○元山佑希(武勇会/同級5位)
判定0-2(29-30/29-30/29-29)
*元山が王者挑戦権獲得
≪レポート≫
西日本統一スーパーフェザー級新王者になった久井が、イノベーション王者を目指すべき次期挑戦者決定戦に挑む。久井は昨年6月葵拳士郎(マイウェイジム)との王座決定戦に挑むもあと一歩のところで敗退。挑戦権を得て王者・葵拳士郎とのリベンジマッチに向かうために闘志を燃やす。
元山は初のタイトルに絡む試合となる。地元・愛媛以外にも大阪、東京、岡山など全国各地で試合をこなして今回のチャンスを掴んだ。
1R、サウスポーの久井の右足にオーソドックスの元山が左右のローキックを小刻みに当てる。ローキックを当てた後は距離を取って回り久井に攻撃をさせない。
2Rも元山のローキックがヒットして久井の右足は赤く腫れダメージがうかがえる。
3R、元山が前に出るのを久井は組み止めて離れ際に左ストレートや右フックを当てるも単発で劣勢を挽回するに至らず。元山が久井を判定で下して、王者・葵拳士郎への挑戦権を得た
■第8試合 日泰国際戦 56.5kg契約 3分3R*ヒジあり
△市村大斗(多田ジム/INNOVATIONバンタム級8位)
△ペットワット・ペトリアンチャイ(タイ/元タイ国北部チャンピオン)
ドロー1-1(29-29/30-29/29-30)
≪レポート≫
市村が初のタイ人との闘いに挑む。12月の韓国王者・パク戦では追い込まれながらもバック肘で逆転KO勝利。ここ数戦は破壊力を増して高いKO率を発揮している。今回対戦するペトリアンチャイは25歳でタイ北部王者である。
1R、パンチから自ら組む市村。ロープに何度も押し込むがペトリアンチャイは組み返していく。ペトリアンチャイの右ミドルに合わせた市村のパンチが何度かヒットする。
2R、力強いボディパンチから組み付いてヒジ、ヒザを狙う市村だがペトリアンチャイが上手く組み返しいく。
3R、左右フックから組んでヒジ、ヒザを狙う市村だがペトリアンチャイが組み返してヒザを当てる。市村も負けじと組んでいくがペトリアンチャイのヒザのヒットが多くなる。判定は3者とも分かれてドローとなった。
■第7試合 フライ級 3分3R*ヒジあり
◎多根嘉輝(直心会/INNOVATIONフライ級10位)
×一樹(フリー/DEEP☆KICK53kg級5位)
3R2:42KO*バックヒジ*2R一樹、飛び膝で1ダウン
≪レポート≫
多根が2年ぶりの復帰戦。2年前のBORDERでの田内戦での敗退後からリングを離れていたが再びチャンピオンを目指して始動。この2年間、弟のタネヨシホが活躍してWBCムエタイ日本統一王者となった。自身もベルト獲りを目指すための復帰だ。
一樹はDEEP☆KICK553kg初代王座決定トーナメントで準決勝まで勝ち上がっている強豪。ブランク明けの嘉輝はついていくことができるか。
1R、互いに左右のローで探り合うなか多根の左ハイキックがヒットして試合が動く。両者ともパンチ、キックのコンビネーションを繰り出し互角の攻防。
2R、多根の飛びヒザで一樹がダウン。一樹もハイキックをヒットさせるがダウンを奪い返すには至らず。
3R、一樹の右ストレートが何度かヒットする。復帰戦でスタミナが切れたか動きが止まりかける多根。しかし、多根の狙いすましたパックヒジが一樹にヒットしてダウンを奪う。立ち上がることができずに多根が復帰戦をKO勝利で飾った。
■第6試合 ライト級 3分3R
◎ユウジ(拳鬼会)
×篤揶(team Bonds)
3R2:57TKO*バックブローでダウン→タオル投入
*1R篤揶、右ストレートで1ダウン
■第5試合 61kg契約 3分3R
×大輝(ライジング己道会)
○佑典(MAD CLIB)
判定0-2(28-29/29-30/30-30)
■第4試合 フェザー級 3分3R
×ユウト(拳鬼会)
◎TETSU(月心会チーム侍)
1R0:20KO*右フック
■第3試合 フェザー級 3分3R
◎宋 民善(直心会)
×竜生(NKジム)
3R0:35KO*右ストレート*竜生1R・2R、右ストレートでそれぞれ1ダウン
■第2試合 ウェルター級 3分3R
×オッカム山際(M.K.H.G)
○伊藤友二(G-FREE)
判定0-3(3者共28-30)
■第1試合 64kg級契約 3分3R
○マサキ(多田ジム)
×だいちゃ~ん(直心会)
判定2-1(30-29/30-28/28-29)
*マサキ500g計量オーバーで罰金、契約体重を64kgに変更。
■オープニングファイト KAKUMEIジュニアタイトルマッチ
⑤50kg級王者決定戦 2分3R(延長1R)
○堤 俊(月心会チーム侍)
×紀之定健真(BLACK Jr)
3Rドロー1-0(29-29/30-30/30-29) 延長判定2-1(10-9/10-9/9-10)
*堤が新王者に
④45kg級タイトルマッチ 2分3R
○松尾龍也(王者/月心会チーム侍)
×矢追友唯(挑戦者/T.B.NATION)
判定3-0(3者共30-28)
*松尾が防衛に成功
③40kg級タイトルマッチ 2分3R
○豊川磨裟也(王者/大成会館)
×小谷進之介(挑戦者/月心会チーム侍)
判定2-0(29-28/30-29/29-29)
*豊川が防衛に成功
②35kg級王者決定戦 2分3R(延長1R)
×沖井朔斗(月心会チーム侍)
○松永 空(若獅子会館)
判定0-2(29-30/28-30/29-29)
*松永が新王者に
①30kg級王者決定戦 2分3R(延長1R)
○中川小鉄(若獅子会館)
×中野翔葵(K-STYLE)
判定3-0(30-29/30-29/30-28)
*中川が新王者に
▼次回大会
6月10日(日)平野区民ホール
BORDER-KICKBOXING
≪同時開催≫
BORDERチャレンジ(アマチュア)キックボクシング